戒厳令が出たシュエピーター、フラインタヤー、ミャウダゴンの様子を電話で聞いた。直接聞いた人もいるが、間接的に話を聞いた人もいるので、その点はご了承願いたい。
心配なのが、刀などの護身用の武器を持ち始めたことだ。今まで一切の武器を持たずに一方的に軍から殺されるだけだった市民だったが、もう我慢の限界を超えてきたようだ。
あと、SIMカードによるインターネットが完全に遮断されたので、情報が入ってこなくなったことだ。戒厳令についてはMRTVなどの国営テレビで放送したらしいが、MRTVを見る人は今はほとんどいない。そこにインターネットの遮断があったので、軍が戒厳令を出しても住民はそれを知らないという笑えない笑い話だ。
■シュエピーターの住人
・昨夜は近くの工場が炎上した
・昨夜は警察署(たぶん、交番程度の大きさ)が炎上
・今日は近くの市場は開いていて、買い物ができた
・デモをやっているかは不明
・大きなダー(ミャンマーの刀)を防御用として準備している住民がいる
■シュエピーターの住人
・昨夜、中国の工場が地元の人たちによって放火炎上
・昨夜、住民たちが消防署に詰めかけたところに軍が実弾発砲
・近くに軍がいるので、人通りははほとんどない
■フラインタヤーの住人
・昨夜デモを見に行ったが、軍の発砲が始まったのですぐに逃げ帰った
・自宅の近くの店は全て閉まって、人通りは少ない
・管理しているアパートには10名の人が住んでいたが、今日7名が田舎に帰った
・今日もデモをやるという話を聞いた
■ミャウダゴンの住人
・戒厳令が出たというのはインターネットが繋がらないので知らなかった。
・人通りはいつもと同じ