昨夜(12月13日)私の住む団地Mで不審者騒ぎがあったが、別の事件も近くで起きていた。
不審者騒ぎが起きるちょっと前に遠くからタンボウンティー(鍋叩き)の音が聞こえてきた。この鍋叩き、毎晩8時になるとクーデターを行った軍に対する抗議、抵抗の意思を表す音で、ミャンマー中で大きな音が聞こえてくる。この音が8時ではなく9時頃に聞こえてきたのだ。
後でわかったことだが、血液センターに務める多くの看護師たちが連行されたのだ。CDM(不服従運動)に参加した看護師たちだった。
家の近くには献血を行ったりする血液センターがある。その隣には看護師たちの寮になっている。その寮に警察らしき者たちがやってきて、無理やり看護師たちを連れ去ったのだ。彼女たちがどうなったかはわからない。
こうしたCDM参加者を拘束する動きが各地で広がっている。正式な逮捕令状も持たずに連れ去られているのだ。場所によっては、近くの住民たちが異変に気づき、大勢で助けに行くところもあった。そうすると、多勢に無勢で拘束に来た人たちが引き下がる。
ミャンマーに在住している日本人も絶対に安心だとは言えない。軍や警察が判断したら拘束しにくるかもしれない。それに、犯罪者がやってくるかもしれない。近所の人たちと電話番号を交換し、助け合うことが大切だ。また、夜中に見知らぬ人や警察が来ても絶対にドアを開けないように。
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